不登校になる。
親は子どものことで頭がいっぱいになりますよね。
今日も学校に行けなかった…
勉強もできない…
ごはんも食べないし夜中もゲームしてる…
わが家は不登校になってから約2年。

私は不登校初期が一番つらかったです。
その結果、私までしんどくなってしまいメンタルが保てなくなることも…。
そうならないためにはどうすればよいか?
結論からいうと…

子どものことを考えないですむ
時間や居場所を親自身が持つことです。
今回はそんな話をしたいと思います。
子どもが不登校になって…
不登校初期のころ…
・子どものメンタルダウンのフォロー
・子どもの家での生活のサポート
・スクールカウンセラーや児童精神科など関係各所との連携
・学校以外の居場所の模索
色々と必至に奔走しました。

これからわが子はどうやって生きていくんだろう…
ざっくり言うと、そんな不安感が大きく大きく私の心を占めていたからだと思います。
ネットや本で、不登校に関する情報を集めました。
・不登校の親の特徴
・不登校の回復のために必要なこと
少し検索するだけで、たくさんの情報を得ることができます。
参考になりそうな本を注文したり…
自宅に届くネットショッピング商品はほとんど不登校関連の書籍でした(笑)
❝不登校の答え探し❞を毎日毎日情報に求めていました。
メンタルの限界…それは体の不調へ
❝不登校の答え探し❞を繰り返す日々。
・不登校の親の特徴は過干渉
・課題の分離が必要
情報はあふれていました。

けど、見れば見るほど
私自身が苦しくもなりました。
入ってくる情報をうまく咀嚼できないのに、次々とまた新たな情報はないかと検索してしまう…
その繰り返しで、頭の中が子どもでいっぱいいっぱいだったのです。
メンタルの限界は体に現れました。
不眠・めまい・耳鳴り…
自律神経が乱れてしまったんだと思います。

だめだ。
子どものことから離れよう。
そう思いました。
メンタルを保つためにしてほしいこと
子どもから離れること。
それは心身ともに必要なことでした。
物理的に距離をとっていても、
頭の中で子どものことを考えていたのでは気持ちは落ち着きません。
では、どうやって心身ともに子どもと離れたか…
それは、週3回のパートの仕事時間でした。
私が子どもから離れるために仕事時間がとても有効だったことに後から気づきました。

仕事を辞めた方がいいんじゃないか?
子どものそばにいたほうがいい?
不登校初期の頃、そう思ったこともありました。
しかし、日々の生活もあるため辞めることはできません。
職場に事情を理解してもらい、なんとか仕事を続けていました。
仕事をしていて良かったことは↓
・仕事中は子どものことを考えなくてすむ
・仕事を通じての人との繋がりが得れる
・職場では❝○○のお母さん❞ではなく、私個人としての役割を全うできる
子どもの様子を目にするとついつい子どものことを考えてしまう…
仕事という環境に強制的に身を置くことで、
そんな状況にストップをかけることができました。
仕事は責任も伴うため、もちろん大変です。
業務内容によっては本当にクタクタになってしまうこともあります。
ですが、今まで働いてきて、これほどまでに仕事を続けていて良かったと思えたことはなかったんです。
妻でもなく母でもなく…
❝私が私として求められている場所❞があることも、私の心を支えてくれていました。
私の場合は仕事でしたが、仕事でなくても…
・習い事やスクールに行く
・お気に入りの音楽を聴いたり映画をみる
自分が自分でいれる時間と居場所を確保する。
子どものことを考えずに離れることができれば良いんだと思います。
まとめ
❝母❞に舵を切りすぎると転覆しかねない…
体に不調をきたしたことで、そう実感しました。
よく『親がまず元気になろう!』とか言いますが、そんなのできるはずありませんよね。
でも、今ならその言葉の意味が少しわかります。
不登校って、ゴールの見えない持久走だと思うんです。(ゴールが知りたいですけどね…)
転んだり減速したり、時にケガもするし止まってしまうことだってある。

なんだったら前進ぜずに後退することだって…
そんな子どもに伴走するために、親のメンタルを保つことはとても大切だと感じています。
なぜなら、今日明日で子どもは元気にはならないからです。
持久走に伴走すために必要なこと…
それは、子どもに喝を入れることでも励ますことでもありません。

伴走者である親自身がケアされていることです。
親自身のメンタルを保つ。
難しいですが、子どもよりもまずは自分に目を向けてみてくださいね。