不登校の兄弟姉妹連鎖にはどう対応する?私の後悔について…

不登校と兄弟姉妹連鎖のアイキャッチ画像不登校のあれこれ

不登校の兄弟姉妹連鎖を知ってますか?
ひとりが不登校になると、その兄弟姉妹も不登校になってしまう現象です。

わが家もまさに兄弟連鎖が起こりました。

・ひとり不登校になっただけでも大変なのに…どうしたらいいの?
・連鎖しないためには何に注意すればいいの?

結論からいうと…

不登校ではない子どものことも
同じくらい気にかけること

当たり前のことですよね。

そうなんですけど、当時の私には難しかった…

今回はそんな私の後悔を含めて、不登校の兄弟姉妹連鎖についてお話します。

わが家の場合

少し経過を話します↓
(ご興味ない方はスキップを…)

当時小6だった長男が夏休み明けから突然完全不登校になりました。
その1か月後、今後は次男(当時小4)の五月雨登校も始まります。

長男はとてもメンタルダウンしていて全く元気がありませんでした。

❝学校は行くべきもの、だけど行けない。自分はダメなんだ。❞
この狭間でものすごく辛かったんだと思います。

その頃、次男は元気に学校に通っていました。
運動会が迫っていたため、毎日演目の練習をしていた時期でした。

家の中で
ひとりは不登校、もうひとりは学校に通っている

そんな状態が1か月続き、運動会が終わったころ…

次男の五月雨登校は始まりました。

朝、次男も起きてこない…
起こそうとすると抵抗する…
学校に行かない。

次男も!?
もうどうすればいいの

次男の五月雨登校の始まりは、私にとっては長男の不登校よりも衝撃的でした。

次男は大丈夫。
なぜかそんな風に思っていたからです。

わが子が二人とも学校に通えないなんて、想像もしていませんでした。

一般的にはどうなの?

不登校の兄弟姉妹連鎖って、起きやすいの?

参考までに、これは一般的に言われていることですが…

同性の兄弟姉妹で歳の差が近い
(特に男兄弟で、兄が先に不登校になった場合は不登校が連鎖しやすい)

と言われています。

歳の差が近く、同じ趣味をだったりや同じ習い事をしていたり。
一緒に過ごす時間が長いとそれだけ影響力も強い→連鎖反応が起こりやすいと言われています。

まさにわが家もこのパターンでした。

私の後悔

長男の不登校に続いて次男まで五月雨登校になったことは、本当に衝撃的でした。

長男のことで私の頭の中はいっぱいいっぱい。
なのに、次男まで…

私の育て方が原因?
環境が悪いの?
病院に連れていくべき?

とにかく不登校状態をなんとかしたくて、必死で不登校についての本を読み漁ったり、ネット検索をしていた時期です。

どうしたら良いのか分からず、
毎日毎日出口が見えないトンネルの暗闇にいるような気持ちでした

子どもたちの気持ちを考える余裕なんてなくて、
どうして学校に行けないのか…
どうしてこんな事になったのか…
そればっかり考えていました。

長男の不登校が始まったときもそうです。

長男をどうにかしないと…
家に籠るとだめになってしまう…
そう思い、外へ連れだしたりしていました。

その頃は元気に学校に通ってた次男の気持ちなんて、気にかける余裕すらなかったのです。

・次男のことをもっと気にかけていたら…
・次男と二人きりで話すようなタイミングをもってあげられていたら…

今から振り返るとそう思ってしまいます。

もし気にかけていたら学校に変わらず通えていたかといえば、そうではないと思います。

きっと、次男なりの学校に対するしんどさはあったんだと思います。

けど

・子どもたちの気持ちよりも私の気持ちを優先して押し付けてしまっていた
・子どもの気持ちを考えてあげれてなかった

後悔が残っています…

子どもは、親が自分の方を見ているのかどうか、ちゃんとわかるんだと思います。

子どもの年齢が小さいほど、その傾向は強くて…
例えば赤ちゃん返りがそうですよね。

他の兄弟姉妹が生まれたときに親にかまってもらうために赤ちゃんのような行動をする。

対策としては

・1対1の時間をしっかりと作る
・その子だけの特別感を演出する
・スキンシップする

つまり、子どもの愛情のコップを満たしてあげることです。

不登校の兄弟連鎖を防ぐことも、これと同じことが言えると思うんです。

子どもが不登校になると、親の意識はどうしても不登校になった子どもに集中します。

子どもの愛情のコップの枯渇を防ぐためには、
不登校ではない子どものことも同じくらい気にかけ、意識して関わることです。

不登校の子どもの愛情のコップを満たすためには、まず親が自分自身を満たしてあげることが必要です。

どうしても子どものために…と奮闘してしまいますが、自分を大切にしてくださいね。

これからできること

子育てって、本当に何が起こるか分からない。

子どもの不登校をきっかけにそう痛感しました。

親が思い描く道を進んでくれていたら安心かもしれないけど、思いもよらない道に進み出すこともありますよね…

❝不登校になって良かった❞
…なんて本やストーリーを見聞きしますが、残念ながら私はまだその境地には至ってません。

不登校になったことを心からプラスに変換している方は本当に尊敬します。

私はまだ心からはそんな風には思えず…
不登校にならずに学校生活を送れた方が良いだろうし、兄弟連鎖もしない方が良かったと思います。

けど、子どもが不登校を選択せざるを得なかったのなら、子どもの選択を受け入れて、前を向いてまた歩み出せる道を一緒に探せば良い…今はそう思っています。