不登校になると、親がまず連絡を取るのは学校の先生だと思います。
子どもの様子をみて欠席連絡を入れたり、子どもの様子を伝えたり…。
不登校の原因は何なのか、どこを解決すれば学校にいけるのか。
そんなことを必死で考えながら、今までとは毛色が違う学校との関わり方が始まります。
今回は私の学校との関わり方、主に朝の遅刻・欠席連絡についてお話したいと思います。
遅刻・欠席連絡の苦悩
子どもが学校に行かない、もしくは行き渋っている。
そんな状況になると、毎朝遅刻や欠席の連絡を学校に入れなければなりません。
今までは普通に入れていた学校への連絡。
しかし不登校や五月雨登校になると、この朝の連絡が私を苦しめることになったのです。
まず、我が子の学校の遅刻・欠席連絡方法は2パターンありました。
①登校班が同じ子に連絡内容を記載した連絡帳を渡して、その子経由で担任に伝えてもらう
②親が学校に電話する
①は連絡帳をお願いする子の負担を考えて、この方法はとりませんでした。
②の方法、すなわち毎朝学校に電話連絡を入れることが私の日課になったのです。
我が家は長男が突然完全不登校に、次男は五月雨登校になりました。
従って、朝の連絡はこんな感じでした。

すみませんが…
○○(長男)は今日も行きません
◇◇(次男)は3限目から行けそうです
これは、次男が遅刻しても登校する日の連絡例です。
欠席するときは当然「二人とも欠席です」と伝えていました。
毎朝の連絡は、私にとっては精神的にダメージが大きかったです。
本当は学校へ行ってほしい…
電話をすると、そんな私の思いがあふれそうになる感覚でした。
そして、そんな気持ちの表れなのか。
なぜか「すみません」と枕詞をつけて毎回謝ってしまうのです。
どう対処したか
毎朝連絡しないといけない。
しかし、長男に関しては学校にはしばらく行けそうにない…
そう直感しました。
次男は行く日もあれば行けない日もある。
行く日は遅刻で行く、そんな感じです。
朝子どもとの掛け合いで疲弊。
その上学校に連絡を入れることでさらに傷に塩を塗る。
そんな毎日では私のメンタルが崩壊する…

このままじゃだめだ
そもそも連絡は必要?
…担任の先生に相談しよう
登校するときだけ連絡する形にかえてもらうことはできないかを聞きました。
登校時の連絡に関してはダメージが少なかったので、これならできると思ったからです。
登校してほしい…
決して子どもには言えないけど、そんな本音があったからでしょうね。
結果は、先生によって違いました。
「わかりました」とすぐ了承する先生もいれば、「それはちょっと困ります。毎朝連絡ください」と言う先生もいました。
なぜ毎朝連絡が必要なのか…その理由を聞いても明確な答えは返ってきませんでした。
学校全体の方針であれば、先生によって対応が違うなんてことはないはずです。
ひとつ考えられたことは、毎朝連絡が必要と言ったのは次男の担任の先生だったこと。
次男は五月雨登校だったので、朝の連絡をなくしてしまうと学校にますます来なくなる…
そう先生は考えたのかもしれません。
しかし、私のメンタルは本当に限界でした。
何度か相談を重ねて…
その結果、次男に関しても登校時のみの連絡でよいということになったのです。
学校への連絡について悩む場合は…
これは私の一体験です。
ですが、子どもが不登校になったことで、親も苦悩し傷つくことも多いと思います。
学校への連絡について悩んでいる、精神的にダメージが大きい。
もしそんな場合は、自分の気持ちに正直になって学校に相談してください。
親も人間です。
❝母は強し❞なんて昔から言われたりしますが、それはただ単に都合のよい言葉だと思います。
相談しても、担任の先生にはスムーズに受け入れてもらえない場合もあるかもしれません。
そういった時は、教頭先生や他の先生に頼ってもてもいいです。
もしくは、スクールカウンセラーに話してみると、学校への橋渡し的役割をしてくれる場合もあります。
とにかく話してみることが大事です。
最近は欠席連絡アプリを導入する学校も増えました。
我が子の学校でもまさにこの春から導入。
先生の業務負担を減らすためと言われていますが、不登校児の親にとっても良いことだと感じます。
※画像は欠席連絡アプリの入力画面⇒
理由を選択したり、備考欄に自由記載できます。
親が疲弊すると子どもに伝わります。
遅刻・欠席連絡のために心を砕く必要はないです。
子どものことで頭がいっぱいになりますが、自分の心を守ることも大切にしてほしいと思います。