子育ての最終目標。
恥ずかしながら、
その問いが私の中に立ったのは子どもが不登校になってから…
結論からいうと
・子どもを社会に還元すること
この2本柱です。
親が、どのような考えを持って子どもを育てていくのか…に正解はありません。
今回は、不登校の子どもとの暮らし歴2年の私が今思う、子育ての最終目標についてお話です。
不登校になる前
子どもが不登校になる前、
すぐに目に見えることに焦点を置いていました。
例えば

・成績はこのくらいの評定がないと…
・英検〇級に合格するため、
今からこれはやっておかないと…
学校に行けなくなってしまうなんて微塵も思っていません。
当たり前に行ける前提で。
不登校の❝ふ❞の字も考えてませんから(笑)
成績とか資格とか学習進度とか…
分かりやすい旗を私がたくさん立てて、
そこに子どもを向かわせることが私の目標になっていました。
❝子どもの頃に受ける教育と環境からの刺激が、
その後の人生を左右する❞
たくさん勉強して、
ある程度の成績を収めるのは当たり前。

受験の荒波を乗り越えて、
最低でも中の上くらいの学校には進学してほしい
そんな気持ちが強かったんです。
それはなぜか?
ずばり言うと、私自身の経験からです。
中の上のくらいの学校に進学したことが私の大きな成功体験になり、充実した学生生活を送れたことを自負していました。
その自信をバネにして、物事に取り組めたことも多くありました。
自分がそうであったから、子どもにもそうあってほしいと思っていました。
不登校になってから
不登校になってからは、私が勝手に立てていた目標は音を立てて崩れました…
目標どころか、どうやって子どもに接していけば良いか分からず。

・どうすれば良いのか…
・これからどうなるんだろうか…
不安でパニックでした。
【その頃の話はこちら↓】
勉強とか成績とか。
今まで私が目標にしていたことができなくなった子どもたちを目の当たりにして、私は何に気付いたか…

いかに子どもたちに求めすぎていたか…
でした
子育ての最終目標

こうした方が良い
この方が幸せになれるに違いない
幼い時から❝足し算❞ばかりしてきた子育て。
しかし、不登校になって足し算はできなくなりました。
それどころか、いきなり❝引き算❞が始まって…
感覚的にはマイナスになりました。
でも今から思うと、
引き算で取っ払った状態になったから、
私の子育てに必要なものは何なのかが見えたんだと思います。

何のために子育てするのか
不登校になった子どもたちを見守りながら、一生懸命考えました。
たくさん泣いて、
たくさん苦しんで、
たくさん相談して…
今ははっきりと答えることができます。

・子どもが自立すること
・子どもを社会に還元すること
すごく壮大(笑)
でも、この軸が私の中に2本柱として立ってから、
ある意味でとても楽になりました。
子どもが失敗しても…
子どもが約束を破っても…
子どもが勉強できなくても…
2本柱に返って長期的な目線でみれば、
子どもにとって必要な葛藤や経験なんだと思えるようになったからです。
人生って山あり谷あり。
谷の時にどうやって這い上がっていくか…
その経験を子ども時代に積むことができるのは、
逆にいうと大きな大きな強みになる可能性があります。

不登校って相当な谷ですから💦
その経験から得た強みは、
勉強や学歴で量ることはできませんよね。
まとめ
引き算になったことで見えた子育ての最終目標。
まるで修行僧のような子育てだと感じます(笑)
引き算してるから仕方ないか…そりゃ修行だわ…
と妙に納得できる部分も。
ちなみにWikipediaで調べてみると
修行とは…
財産・名誉・性欲といった人間的な欲望から解放され、生きていること自体に満足感を得られる状態を追求することを指す。
引用元:修行 – Wikipedia
とあります。
あれもこれもと欲深くなってしまっていた私の子育て…
目に見える欲をそぎ落とさざるを得なくなったきっかけは、間違いなく不登校です。
今も❝欲❞と戦っていますが(笑)
❝修行❞をきちんと全うできるように頑張りたいと思います。
皆さんの子育ての最終目標は何ですか?

ちなみに
宗教やスピリチュアルは興味ないので
勧誘などはお断りです~(笑)