同じ出来事が起こっても、どのように捉えるかは人によって全然違う…
今回は、次男の同級生のある一言から、私が非常にハッとした話です。
自分のことって自分だけでは分からない。
やはり、自分以外の他人の存在を介して知れることが圧倒的に多いと感じます。

・自分の子育てが
間違っていたのではないか
・自分が母親でなければ
不登校にならなかったのではないか
子どものことで自分自身を責めてしまう…
そんな人に向けて、お話します。
林間に行くときの出来事
次男が小学5年の頃、林間学習に行くときの出来事です。
その頃、次男の登校ペースは週1回。
林間は行きたいと希望し、参加することになりました。
事前に先生から聞いていた必要なものを次男と一緒に準備。
荷物はリュックとボストンバックに分けます。
先生からは、❝カバンにタグの紐をつけてほしい❞と言われていたため、受け取っていた紐を付けました。
出発当日の朝学校に集合し、子どもたちがぞろぞろと大型バスに乗り込むために移動。
その時あることに気付きました。

みんな紐に名前書いてる…( ゚Д゚)
学校でタグが配布された際、
❝名前を書くように❞と説明があったそうが、
そのとき次男は欠席しており知りませんでした。
一瞬にして焦る私。
次男のタグには記名していません。
マジックも持っておらず、もうバスに乗り込む寸前。
子どもたちもわんさかいるため、先生に声をかける余裕はありません。

向こうに着いてから名前書いて
次男にそう声掛けしました。
すると、たまたま隣にいた次男の同級生からこんな言葉を言われたのです。
じゃあ、名前の書いていない紐のカバンが○○くん(次男)のだね
雷級の衝撃でした。

確かにそうだ…
紐をつけている目的は、誰のカバンかを見分けるため。
だとしたら、みんなが記名しているなら、
逆に記名していないカバンが次男のものと分かりますよね。
考え方の癖
❝紐に記名していない❞
その事象に対して…

(私)
みんな記名しているから、
記名しないといけない。
(次男の同級生)
みんな記名しているから、
記名していない紐のカバンが次男のだと分かる。
目的は何なのかよりも
・こうあるべき
・この方法じゃないといけない
そんなことの方に意識が向いてしまう自分に気付いたのです。
きっと次男の同級生の一言がなければ、
自分の考え方の癖に気付けなかったと思います。
マザーテレサの名言
子どもたちが不登校になってから、
自分自身を責めてしまうことが多くありました。

・もっと子どもたちの不登校を
受け入れてあげられたら…
・柔軟な考え方や対応ができたなら…
自分について考えることができたのも、
子育てを振り返ることができたのも…
不登校がきっかけでした。
きちんと決められたことをしてきた私が、
不登校になった子どもの子育てをする。
なかなかハードですが、
自分の考え方の癖に気付いた上でどうするのかは
これから自分で選び取っていけることです。
とはいえ、40年ほどかけて染みついた考え方を
いきなり変えることは難しい…。
しかし、かの有名なマザーテレサが言ったとされる名言があります⇩
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
全ては思考=考え方から出発しているようです。
逆に言えば、考え方を変えると運命まで変わっていく…

まずは、
自分の考え方の癖を知ることから
自分が当たり前のように考えていることも、
❝違う考え方があるかも❞と思うだけでもいいんです。
気付くことができたこと。
これが大きな大きなはじめの第一歩なのですから。