WISC検査というものがあります。
一度受けてみますか?
長男が小6で不登校になってすぐの頃、
学校のスクールカウンセラー(以下SC)から提案を受け、WISC検査を受けることになりました。
✅子どもの発達が少し気になっている
✅育てにくさを感じる
このように悩まれている方も多いと思います。
・WISC検査を受けるまで
・WISC検査当日のこと
・WISC検査結果と私が感じたこと
についてお話します。
WISC検査とは
💡WISC検査とはどのような検査なのか↓
WISC(ウィスク)検査とは、ウェクスラー氏が開発した知能を測る検査の1つです。
子どもの得意・不得意や、発達状況を把握するために利用します。発達障がいの疑いがある場合や、先天的に秀でた知能を持っている際に用いる検査です。
引用元:オンライン・タブレット教材は家庭学習のすらら (surala.jp)
💡他にも参考になるサイトのリンクを貼り付けますね↓
LITALICOジュニアは発達障害の学習支援サポートをしており、不登校についての情報発信もされてます(^^)
WISC検査を受けるまで
長男は教育支援センターでWISC検査を受けました。
(不登校になってから4か月後のことです)
【WISC検査を受けた理由】は…
・小さい頃から私自身が長男の育てにくさを度々感じていたから
・得意・不得意を知れることは、長男にとってプラスになると思ったから
【WISC検査を受けるまで~結果の流れ】はこちら↓
②教頭から教育支援センターに申し込み
③教育支援センター担当者と学級担任の面談
④教育支援センター担当者と保護者の面談
⑤長男WISC検査を受ける
⑥結果説明を聞く(学級担任同席)
ちなみに
教育支援センター以外でも、医療機関や民間施設でも受けることができます。
わが家は教育支援センターでの検査を選択したのですが、正直受けるまでの時間はかかりました。
理由は…
・保護者経由ではなく、学校を通して申し込むシステムだったため
・学級担任との面談もあるなど、検査を受けるまでのステップがいくつかあったこと

しかし
長男にとってはメリットだと感じました
どういうことかというと…
結果説明含め学校側と一緒に共有できることは、
長男の得意・不得意を理解した上で学校内での長男への支援に役立てることができるのではないかと思ったからです。
幸いにも長男の場合、
学級担任との関係性は良好で私自身も信頼できる先生だと認識していました。

信頼関係があったから取れた選択肢だと思います
不登校の背景には様々な要因があります。
学校を経由しないで受けたい場合は
児童精神科クリニックなどに受診して相談する方法もありますので、どこで相談するかはお子さんの状況に応じて考えると良いと思います(^^)
保護者面談とWISC検査当日
保護者面談
長男がWISC検査を受ける2週間前に、
教育支援センター担当者と私との面談がありました。
【聞かれた内容】は…
・妊娠から出生時に異常があったか
・定期健診で何か指摘されたことがあったか
・子育ての中で育てにくさがあったか
・集団生活に入ってから困ったことや本人にとってしんどいことがなかったか
・普段の子どもの様子
・どういうことに興味関心があるか(遊びや学び)
など、長男の今に至るまでのことを一通り聞かれました。
WISC検査当日
当日の持ち物は、筆記用具と飲み物だったと記憶しています。
長男のメンタルがどうか心配だったのですが、意外にも元気で無事に受けれることに一安心。
教育支援センター担当者の方が優しく出迎えてくれて、検査は担当者と長男の1対1で行われました。
所要時間は約2時間程度。
少し疲れた様子でしたが、
きちんと検査できましたよ~
集中してくれてましたよ~
と担当者の方から言われました(*^^*)
WISC検査結果
WISC検査を受けてから約1か月後、
学級担任と一緒に結果説明を聞きました。
検査結果で分かることは↓
・言語理解(VCI)
・知覚推理(PRI)
・ワーキングメモリー(WMI)
・処理速度(PSI)
これらが数値化されます。
その結果から、長男の得意・不得意の傾向を分析。
どのような関わり方が良いのかを教えてくれました。

分かりにくいと思いますので
一例で説明します
長男は、処理速度が他の指標に比べても平均値からも劣ることが分かりました。
処理速度とは視覚情報を処理する速度で、集中力や注意散漫な子は数値が低くなる傾向があると言われています。
情報処理がうまくできずに様々なことに意識が向いてしまうのです。
これに対してどう関わればよいか?
教育支援センター担当者からのアドバイス
・見通しを持たせる
・時間を短く区切る
例えば課題に取り組むときは…
・どこまでで終わりなのかを明確にしてから取り組む
・タイマーを使うなどしてこまめに休憩を挟む
このように、WISC検査から長男の得意・不得意に応じた関わり方を行動レベルで知れたことは、とてもとても良かったです。
思えば、小さいころから公園では砂場遊びには興味はなく、ずっとずっと走り回っていたし、字をひたすら書く書き取りなど、集中力を要することは困難だった長男。

結果を聞くと、
特性的に不得意だったんだとすごく腑に落ちました(^-^;
詳しいWISC検査結果の見方についてはここでは省略します。
私が参考したサイトを貼り付けておきますね(^^)
私が感じたこと
今回は長男のWISC検査のことをまとめてみました。
不登校になったことをきっかけに受けましたが、
受けて良かったと感じています。
人は得意・不得意必ずあります。
私もそうです。
WISC検査ですべてが分かるわけではありませんが、
親や学校が子どもの得意・不得意を理解した上で支援できれば、子どもの困り感は軽減できると思うのです。
逆に言うと、これまで不得意なことを不得意な方法で頑張っていた部分があったということ…
しんどさだけが積み重なっていきますよね。
不得意って見た目では分かりません。
❝子育ては親の観察力が大切❞と言います。
WISC検査を受けて指標別に数値化することで、得意・不得意を客観的に理解することができたので、私自身が長男に関わる上での大きな気付きになりました。
あくまで今回はわが家の一例ですが、
発達面で気になることがあるなど、同じように悩む方の参考になれば幸いです(^^)