不登校は母ひとりで抱えないで~今の時代で救われたと思う3つのこと~

不登校のあれこれ

不登校の子育てを始めてから、私自身本当に苦しみました。

「神様は、その苦労を乗り越えられる人にしか試練を与えない」
なんて言いますが…

神様、私には荷が重すぎますよ
与える人、間違えてませんか!?

そう思うこともしばしば。

私ひとりで抱えていたら、
絶対に病んでいただろうな…と思います。

そんな私がブログを書いて発信するとは、
夢にも思いませんでした。

不登校の子育てが始まって約2年。
今の時代で救われたと思うことが3つあります。

結論からいうと

・相談できる環境が整っている
・同じ悩みを持つ人と繋がることができる
・中学卒業後の進路選択が充実している

✅不登校でつらい、どうしていいかわからない

そんな気持ちを抱えている人に、お話します。

不登校の子育てのつらさ

不登校の子育て。
これって、本当に経験した人にしか分からないことがたくさんあります。

言うなれば、❝喪失体験❞に近い

親は勝手なもので、子どもの目に見える成長を数えたくなります。

赤ちゃんの時代は
・ハイハイ→歩いた
・離乳食→固形物が食べられるようになった
・喃語→言葉を話すようになった

幼児期になると
・数を数えられるようになった
・お箸を持てるようになった
・字が書けるようになった

❝何かができるようになっていくもの❞

子育てをしていると、そんな先入観ないですか?

しだいに周りとの比較が加わります。

小学生以降は成績がつきますし、スポーツもタイムが出て数値化されます。

・できないことができるようになるように
・以前よりもより良くなるように

そんな風に願ってしまいます。

しかし…
不登校になると、一気に色んなものが失われました。

・日常生活は乱れる
(昼夜逆転、食事や睡眠リズムも崩れる)
・勉強どころではなくなり、成績が下がる
(テストも受けておらず通知表は評定不可です)
・外にも出られなくなる
(不登校初期の頃、外に出れませんでした)
・習い事も行けなくなる
(すべて辞めました)

今までできていたことが
雪崩のように音をたてて崩れていくような感覚です

とにかく誰かに頼ること

不登校によって、子育ての雪崩が起こる…

不登校初期の頃の私。
本当に本当にパニック状態になりました。

【そのときの話はこちら↓】

毎日ため息をついて、
登下校する他の子どもたちの姿を見るだけで胸が苦しくなる。

もちろん夫と共有していましたが、
なんだかレベル感が違う。

ひとりで抱えているような気持ちに…

そんな私が救われたと感じたことを3つお話します。

相談できる環境が整っている

長男が不登校になり、まず最初に相談したのは
学校のスクールカウンセラーさん(以下SCさん)でした。

その時に言われた言葉
「不登校は絶対にひとりで抱えたらダメですよ。
お母さんがつぶれますよ。」

ということです。

雪解け水のように、がっちがちに固まった私の心がほぐれていくような感覚でした。

そうか
頼っていいんだ

SCさんの考えや人柄などもありますので、
相性が良くない場合もあります。

その場合は、行政の子育て発達相談窓口や児童精神科、フリースクールや不登校支援のNPO法人などもあります。

もしも相性が悪かったり違うなと感じれば、
以降利用しなければ良いのです。

利用することでストレスが溜まったり
悩みが深くなるのは本末転倒ですから…

自分がつらいときやしんどいときだけ、相談して楽になる。

それだけでも良いと思います。

同じ悩みを持つ人と繋がることができる

リアルでの相談相手ではなく、ネットやSNSで繋がる手段もありますよね。

ネット上だからこそ、飾らない本音を吐露できたり、共感できたり…

このブログも、誰かのパワーに繋がればと思い運営しています。

InstagramやXで、不登校について発信している方はたくさんいます。

この人の発信をみると元気になる!
そんな人を見つけておくと良いかもしれません。

私がよく頼りにしているサイトをひとつご紹介します⇩

不登校生のママたちが運営するサイト『未来地図』
不登校生の子育てを経験した先輩ママたちが運営!不登校の知識・対策から子育て体験談までさまざまな情報を配信。さらに全国の親の会・フリースクール・通信制高校の一覧情報を掲載!口コミ投稿数No1。

不登校について
幅広く情報が載ってますよ

中学卒業後の進路選択が充実している

親にとって気になるのは進路のことですよね。

今は、中学卒業後の進路選択が豊富にあります。

正直言って、私が中学生の頃はここまで充実しておらず。
高校進学はほとんどの子が全日制を選択していた時代です。

だから、親世代としてはどうしても内申点が気になるし、勉強していない状態で進学なんてできるの?と不安になります。

長男は中2。
不登校からの進学。
親にも経験がないので分からないことだらけです。

・本やネットで情報収集したり
・今現在利用しているフリースクールや不登校支援員さんに相談したり

色々な人に頼りながら、
長男自身で良い進路選択ができたら…と思っています。

高校進学について参考になった記事をシェアしておきます⇩

私にできること

子どもが不登校になり、初めて知ったこと、経験したことがたくさんあります。

もし、私が学生の頃に(かれこれ30年前)不登校になっていたら、もっともっと大変だったと思うんです。

首に縄をつけてでも学校へ…
なんて恐ろしいことが常識だった時代ですね。

そんな時代から今に至るまでに、
きっとたくさんの人が不登校について悩み、考え、行動し…

・様々な相談窓口にアクセスできるようになった
・同じ悩みを抱える人同士でも繋がりやすくなった
・中学卒業後の進路の選択肢が増えた

今の環境があるのは、
❝不登校の現状をなんとかしたい!!❞
と行動した人たちが頑張ったから
だと思うんです。

でも、まだまだ足らないと思います。
だから、こんなにも子どもも親も苦しいんですよね。

やはり、学校に通うということが普通で、
不登校はマイノリティーだからです。

私自身、現在進行形の不登校の子育て中。

自分にできることは、
子どもを社会に還元できるように育てることと、このブログを書いて発信することです。

不登校はひとりでは抱えれません。

❝不登校でつらい、どうしていいか分からない❞

このブログが、
そんな気持ちを抱えている人の負担を少しでも軽くできれば、幸いです。