不登校でストレス耐性が低くなることとスモールステップの難しさ

不登校のあれこれ

学校に行けなくなる…
塾や習い事にも行けなくなる…

そんな不登校の初期段階をなんとか超えて、ある程度のパワーが溜まってきた。
❝暇❞というワードも出てきた。

ようやく動きだしたのに…
回復期に入ったようなのに…

・勉強が進まない
・変わらずゲームかYouTube

こんな感じ、ないですか?

どうしてなのか。
結論からいうと…

✅不登校でストレス耐性が低くなったこと
✅スモールステップのハードル設定の難しさ

最近になってそう感じています。

わが家の長男。
まさに今、回復期で右往左往中…

私が長男を通して気付いたことをお話します。

動き出した長男の現状とストレス耐性の低さ

不登校初期の頃は、とにかくパワーの回復!!
食事・睡眠など、子どもの生理的欲求が満たされるように関わりました。

その時のことはこちら↓

それから約1年ほどかけて、徐々に元気に。

(長男)

・暇だ~
・何したらいい?
・何しよ…

そんな言葉をよく口にするようになりました。

次のステップのタイミングが来た!

現在は…
・行政委託の不登校支援員さんとの面談
・不登校専門家庭教師の利用
・学習メインのフリースクールに通う

これらをそれぞれ週1回利用しています。

しかし、最近の長男の様子でとても気になることがあるんです。

例えば…
家庭教師の場合、
長男の気分次第では勉強をほとんどせずに時間を過ごすことも。

フリースクールの場合、
学習の習慣化にはなかなか繋がらず。
モチベーションも保ちづらい。
通うことに少し抵抗感があり休むことも…

スモールステップの難しさ

子どもが不登校になってから、スモールステップという言葉を知りました。

スモールステップとは、目標を細かく分け、かんたんな内容から少しずつ達成していくこと。当初、教育現場などで使われていましたが現在、幅広いシーンで活用されています。
引用元:スモールステップとは?【意味をわかりやすく】やり方 – カオナビ人事用語集 (kaonavi.jp)

不登校の子どもは、多かれ少なかれ自信を無くしています。

回復してきたとはいえ、いきなり高いハードル設定をしてしまうと、越えられなかったとき更に自信をなくしてしまいます。

そのため、スモールステップ(低いハードル)を跳び越えることを目標にし、小さな成功体験を積み重ねて自信を取り戻すのです。

動き出した初期の頃。
無理なく頑張れることから取り組み始めました。

長男が主体になって考えます。

自分のペースで始めた学習も、取り組んでいく中でハードルは徐々に高くなっていきます。

・内容が難しくなる
・宿題の管理やスケジューリング

もし難しいなら、どの程度までハードルを下げることが適切なのか…

そのレベル感がとても難しいのです

低いハードルしか跳ばなってしまうと、常にハードルを下げたくなってしまわないか。

しまいには、跳ぶとこさえしなくなるのでは?

それって本当に長男のためになるのだろうか…
と思うのです。

適度なストレスと仕事力に繋がる力

不登校になってから、学校に通っていません。
中学では課題提出や定期考査もありますが、長男は一度もこなしたことがありません。

学校に通っていたら…
それらの課題や定期考査をこなし、塾や部活動にも取り組みますよね。
そうなると、当然時間は足らなくなってくる。

❝どうスケジューリングしようか…❞
中学生なりに計画を立てないといけないのです。

ある程度のストレスがかかった状態で、どうやって物事をこなしていこうかを考える練習になります。

この経験って、社会人になるととても役に立ちませんか?

業務量を多い中、優先順位を考えてスケジューリングして対応していく。

勉強することは、
単に知識を得る、学歴をつけるだけではないと思うんです。

学生生活で身につけた自分なりの勉強方法や管理能力は、社会に出たときの❝仕事力❞に繋がる。

中学生活は、仕事力を養う機会が詰まっていると感じます。

また、定期考査では自分の順位が出ますよね。

全体の中での位置づけが数値化されて出るということはとてもストレスがかかることですが、客観的な指標でもあります。

それをバネにして頑張る原動力に転換する、そんな経験に繋げることもできます。

不登校×ストレス耐性×スモールステップ

ストレスを排除することは、不登校初期のパワーを溜める時期にはとても必要なことです。

しかし、パワーが溜まってきた場合、適度なストレスは必要だと思います。

人間はどうしても弱くて楽をしたい生き物なので、可能ならハードルは低くあってほしいと思うもの…

子どもだと余計に
そうですよね

全くストレスがない状況に身を置いたり、
スモールステップのハードルを低く設定しすぎると

・子どもの成長や自信に繋げることができない
・自立の向けて養うべき力を妨げてしまう

こんな側面があることに最近気付きました。

ネットで
【不登校 スモールステップ】と検索すると、復学に向けてのスモールステップが色々出てきます。

どれも納得できるもので「そうだよね~」と思うのですが、長男に当てはめられず、階段のようにはいかないのです。

どの程度の負荷が適切なのか…
スモールステップのハードル設定。

非常に難しく感じています。

まとめ

不登校でストレス耐性が低くなることとスモールステップの難しさ。

今回のブログでは、最近私がリアルに気付いたこと、悩んでいることをお話してみました。

回復期って長い!!!
どう進めば良いか分からない!

叫びたくなるのが本音ですが(笑)
まだまだ道のりは長く右往左往中です。

自立に向けた力を養えるように、適度なハードル設定を模索しています。

長男は長男なりのステップがある!
きっと前進していくはず!

皆さんは回復期ってどのようなハードル設定をしていますか?
もしくはしていましたか?

もしよければ参考になるので教えてください。

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