不登校とゲームの見守り方

不登校とゲームの見守り方不登校のあれこれ

不登校とゲーム問題。
お悩みの方、多いんじゃないでしょうか?

私もその一人です。

✅学校に行けない。家で何をするかといえばゲーム…
✅むげに取り上げることもできない。けど朝から晩までゲーム。

これでよいのだろうか?

結論からいうと…

❝日常生活に支障がでているか❞
をラインとして見守る

今回は、不登校歴約2年の我が子のゲームとの付き合い方、見守り方をお話したいと思います。

不登校前のゲームの見守り方

我が家は子ども2人とも、もともとゲームが好きでした。

というのも…そもそも夫がゲームが大好きなのです。

遺伝子に組み込まれてる??

そう思ってしまうほど、子どもたちもゲームは大好きに…

幼稚園の頃、クリスマスプレゼントに任天堂switchをプレゼントしました。

子どもたちは大喜び!!

私はswitchの見守り設定などをばっちり設定。
確かはじめはプレイ時間1日30分の約束だったと思います。

1日30分なんて時代があったなんて…

考えれない(笑)

今から振り返るとそんな風に思います。

見守り設定があったこと、子どもたちも約束を守れていたこと。

私がまだ平和にゲームを見守れていた時代です。(笑)

不登校になってからどう変わった?

長男は、不登校になってから1か月ほどは何事にも気力がない様子でした。

 

学校へはとても行けそうにない。

けど、このまま家にこもっていたらダメになってしまう

そんな風に思って、私がパニックになっていた時期です。

なんとしても外へ…
昼間、家から少し離れた公園へ一緒に行ってバトミントンをしていました。

しかし、そんな時期にそんな事をしても子どもは元気にならない。
長男は外へ行きたい気持ちはなかったのです。

私の自己満足に過ぎないことに気づきました。

そこからです。

子どもが唯一しようと思えたことがゲームでした。

私は、ゲームに関する時間制限をとっぱらうことにしたのです。

ゲームの見守り方

~ポイントは日常生活に支障がでてるかどうか~

それからは、ゲームに関する時間制限を設けず自由にさせていました。

ほどなく次男も五月雨登校になったので、昼間から子ども2人でゲームをするようになりました。

朝からコントローラーを握ってゲームをする姿をみるのは、正直きつかったです。

トータル1日6時間以上はしていたと思います。

元気になるために仕方ないこと…

そう頭では理解しようとしても、感情の面では理解できません

しばらくの間は沈黙を続けました。

しかし、ゲームで子どもたちが騒ぎすぎたり感情的になったりすると、これで良いのか…
そんな疑問がふつふつと沸き出すようになりました。

毎日毎日ゲームで良いのだろうか?

ちょっとずつ元気な姿が見れるようになると、またそんな事を思ってしまいます。

親の心配って無限ループの様ですよね

最近よく聞く❝ゲーム依存症❞という言葉。

そんな言葉もよぎるようになりました。

学校のスクールカウンセラーに相談しました。

「今の時点では依存症の心配ないと思いますよ。」
そう言われました。

・ごはんの時間には終われていること
・夜はきちんと寝ていること
我が子の場合は、この2点が守れていたからです。
ゲーム依存症(ゲーム障害)の定義としては…
ゲーム障害は、ゲームに熱中し、利用時間などを自分でコントロールできなくなり、日常生活に支障が出る病気です。WHO(世界保健機関)では新たな病気として2019年5月に国際疾病分類に加えました。
確かに、我が子場合は時間は長いかもしれません。

しかし、日常生活に支障をきたしてまでゲームをすることはありませんでした。

子どもなりにルールもありました。
「2時間以上になるから、そろそろ止めて休憩するわ」

そう言って眼を休める様子もありました。

日常生活に支障がでているどうか
これをラインとして、私は見守ることにしたのです。
不登校になるとゲーム時間が増える…
あるあるだと思います。
子どもの状況は個々違うので、私の見守り方が正解なのかはわかりません。
心配な場合はしかるべき人に相談してみることをお勧めします。
児童精神科医やスクールカウンセラーなど、頼れる人に頼ってください。

ゲームをすることは悪いことばかりか?

ゲームをすると悪いことばかりなのか…
そう言われると、私はそうとも言い切れません。

これは最近になって長男が話していたのですが…

不登校初期の頃、100%ゲームをしたくてしてたんじゃない。
ゲームをしている時間は学校のことを考えなくて済むから、ゲームをしていた

そう言っていました。

自分の心を守るための現実逃避手段がゲームだったのでしょうね。

子どもも学校へ行けない自分、みんなと同じことができない自分をきっと責めています。

ある意味、ゲームのおかげで生きていられたのかもしれません。

我が家は夫がゲーム好き。
夫+子どもたちでゲームをすることもあります。

不登校であっても一緒に楽しめる時間は、子どもにとっては居心地良かったと思います。

ゲームを通じて友達関係も維持していました。

長男は、友達とLINE電話で会話しながらゲームをしたり。
次男は、友達に家に来てもらって一緒にゲームをしたり。

不登校であっても、友達との関係性を保てることはとてもありがたかったです。

どこまで親が許容するのか…
そのレベル感は、子どもの置かれている状況によっても親の考えによっても、違うと思います。

ゲームそのものが悪いのではありません。

表面的な❝何をしているか❞ではなく、子どもの内面をきちんと観察することを大切にしていきたいと思います。