皆さんは考えるときって、どんな風に考えますか?
頭の中で行われていることで、目には見えない。
だから、なかなか認知しづらいですよね。
でも、お箸の持ち方や車の運転の仕方のように…
❝考え方❞も、自分の癖だったりやり方だったりがあると思うんです。
私はよく❝ぐるぐる思考❞になってしまいます。
そして、自分がぐるぐる思考持ちだということに気付いたのは、わが子が不登校になってからでした。
そんな考えすぎる私が、思考のループを断ち切るためにしている4つのこと。
結論からいうと…

・全く別のことに集中する
・運動する
・紙に書き出す
・SNSは見ない
✅悪い想像ばかりしてしまう
✅頭の中で考えることをやめられない
このようなことに思い当たる方のお役に立ちますように、お話します。
ぐるぐる思考とは?
ぐるぐる思考って、知ってますか?
ぐるぐると考えてしまう「ぐるぐる思考」のことを「反すう思考」と呼びます。反すうとは、繰り返し考え、よく味わうことです。嬉しかったことや楽しかったことなど、ポジティブなことなら繰り返し考えたいですが、ネガティブな考えは繰り返したくないし、味わいたくないですね。反すう思考は、考えたくない、止めたいのに、ぐるぐると同じことを考えてしまう状態のことです。
引用元:臨床心理士が解説!反すう思考を止める3つの方法|誤った対処法と正しい対処法とは | ヨガジャーナルオンライン (yogajournal.jp)
頭の中でポジティブなこともネガティブなことも繰り返して考えてしまう。
思考が反すうする状態です。
反すうとは、牛が何度も食べ物をかみ砕いて消化しやすくするさまを言いますが、まさにこれが頭の中で起こっている状態ですね。
牛の場合、反すう対象の食べ物は消化しやすくなっていきますが、人間の場合はそうではない面があり…
ポジティブな思考の反すうは楽しそうですが、その反面ネガティブな思考の反すうは苦しそうですよね。
ぐるぐる思考に気付いたきっかけ
ぐるぐる思考という言葉。
私が初めて聞いたのは、学校のスクールカウンセラーさん(以下SCさん)との会話の中でした。
約2年前に子どもが不登校になりました。
どこに頼ればよいのか分からず、担任の次に相談したのがSCさんでした。
❝SCは相性もあるから、話してみて嫌な思いをするならやめた方が良いよ❞
という話も聞いていたのですが、幸い私にとってはとても話しやすい方でした。
そこから月2回、子ども抜きの1対1で面談予約を取り、相談しています。
初めての面談から1年くらいが経過した頃、こんなことを言われました。
SC「お母さん(私)もぐるぐる思考
しやすいですもんね。」

ぐるぐる思考??
その言葉を知らなかった私は、なんのこと??と思いました。
しかし、まさに私が常に行っていた思考のサイクルだったのです…
ぐるぐる思考のデメリット
ぐるぐる思考をしてしまうと何がいけないのか。
・ネガティブな考えが、さらにネガティブな考えを呼んでくる
不登校が始まって、毎日毎日こんな風に考えていました。

学校に行けないし、勉強もしない
↓
進学できるの?
↓
将来働けるの?
↓
引きこもりになったらどうしよう…
とても簡単に言うと、こんなループです。
今の現状は不登校という事実だけ。
それなのに…
不登校に対してネガティブに考えている思考が、更にネガティブな考えを呼んでくるのです。
結果的に、今起こっている事実+ぐるぐる思考の中で繋がった将来のネガティブな不安までも覆いかぶさってくる状態に…

つまり、よりネガティブになるんですよね。
考えすぎる私がしている4つのこと
ネガティブなぐるぐる思考を繰り返すと、よりネガティブになっていく…
起こってもいない未来や、時に過ぎ去った過去の経験や記憶に結びつけ考えすぎてしまうことも。
子どもが不登校になったことで、ぐるぐる思考が暴走して毎日のように泣いていた日々がありました。
それは、私自身のこれからの人生において大きな気付きだったと感じています。
では、ぐるぐる思考をどのようにコントロールするのか…
全く別のことに集中する
ぐるぐる思考は、❝ぐるぐる思考をしよう!❞と思ってしているわけではありません。
私の場合ですが…
気付いたら勝手にぐるぐると巡らせている、というような感覚です。
なので

あ、ぐるぐるしてる…
と気が付いたら、とりあえず全く別のことに集中するようにします。
例えば…
・ドラマや映画をみる
・音楽を聴く
・料理や掃除をする
私の場合は掃除が一番です。

どうすれば
この汚れがきれいに落ちるか…
汚れを落とすことに思考の中身をスイッチングします。
そうすると、ぐるぐる思考を断ち切れるのです。
運動する
運動というと…
・散歩
・ランニング
・公園に行って軽く動いてみる
外に出ることで気持ちを切り替えることもできますよね。
これらももちろん良いですが、外に出ることが難しい場合もありますよね。
そんなときは…
・ストレッチする
・筋トレする
YouTubeで検索すると、色んなメニューや時間に応じた動画がアップされています。

5分とかで時間を区切って
やり切ってみると達成感もあります。
少し汗をかくような運動をして、意識を別のところに向けるようにします。
紙に書き出す
ぐるぐるしているものを紙に書き出します。
何も考えずに箇条書きで書いていくのも良いですが、私はよくマインドマップを書いています。
根本となるものをまずは中心に書く。
そこから枝葉のように考えていることを書き出していきます。
私が実践しているマインドマップの詳しい書き方について…
以下の記事に書きましたので、よければ読んでください↓

頭の中にあるものを
外に出してあげるのです。
そうするとデトックス効果のように、スッキリしますよ。
SNSは見ない
悩んでるとき、InstagramやX(Twitter)などのSNSをよく見がちになりませんか?
ついつい答えはないかと#検索をしてしまったり…
あるいは、不登校の親の交流サイトなどをのぞいて、検索が止められず携帯から離れられないなんてことも。
今の時代、ちょっと検索しただけで情報が溢れています。
しかし、利便性が高いだけにすぐに頼ってしまいがち…
不登校の親の交流サイトは境遇が近しいと共感できることも多いです。
気持ちが軽くなる反面、ネガティブな感情に引っ張られやすかったり、比較してしまったり…
そんな経験ないですか?

ぐるぐる思考がさらに暴走する要因になってしまいます。
そんなときはいっそのこと見ない選択もあると思います。
情報のデトックスも時に必要ですね。
まとめ
今回はぐるぐる思考についてお話しました。
・考えられる力がある
・深く考えられる
これは強みとも言えます。
しかし、意義のある思考ではなく、思考が勝手に暴走している状態は良くないですよね。
思考のループに入って抜け出せなくなってしまう…。
そんな状況を断ち切る方法を4つ書きましたが、人によって何が有効かは違うと思います。
とにかく…
思考のスイッチングができれば良いのです。

ぜひ自分流の方法を見つけてみてくださいね。