不登校の特集番組は、不登校について子どもと話すチャンスになる?!

不登校のあれこれ

少し朝晩の空気感が変わってきましたね。

今日は9月1日。
夏休み明けという方も多いのではないでしょうか。

長男は完全不登校。
学校には登校していませんが、
2学期が始まったことは認識しているようです(笑)

さて、この時期よくテレビで見かけるのが
❝不登校❞についての特集番組です。

観られたことありますか?

今回、親に向けた不登校特集番組を長男と一緒に観てみたところ、思いがけず、長男と不登校について話すことができました。

そのときの気付きと、一緒に番組を観る際に私が気を付けたことをお話します。

最初に長男のことについて

長男は現在中2。
ちょうど2年前、小6の夏休み明けから完全不登校になりました。

【不登校初期の話はこちら⇩】

この夏休み明けからは、不登校が始まって3年目に突入します💦

まさか3年目に突入するなんて
思ってませんでしたが(笑)

なぜ一緒に観たのか

私が長男と一緒に番組を観たいと思った理由。

それはずばり、不登校の進路について
番組内で触れられていたからです。

番組では実際に、ある通信制高校にお邪魔して、
在籍の生徒数人にインタビューをしていました。

・不登校歴やどうして通信制を選択したのか
・生徒のリアルな1日のタイムスケジュール
・学校生活の詳細

実は、最近長男と話をしている中で、
❝進路❞についての話題が挙がることが多かったんです。

現在中2の長男にとっては、あと1年半ほどで中学卒業。

高校に進みたい気持ちはあるものの、
取り組んでいる勉強は数学のみで1学年下のもの。
進学したい高校や進みたい道があるわけでもない…

❝実際にどのような進路があるのか
まず知ることから始めよう❞
と話していたところでした。

一緒に観てみて気付いたこと

番組では
・不登校の子どもの気持ち
・親の対応
・そこからの親子の変化
についても詳しく語られていました。

これを観ていたとき…

(長男)
「俺もこんな気持ちやった、わかる~」
「俺もなんで学校に行けなくなったのか分からんわ」
…と頷いたり

自分の不登校の経過やその時の気持ちについて、
さらりと言葉にして話すことが出来たのです。

一番びっくりしたことは、
不登校の初期からの気持ちバロメーターをグラフ化して、私に説明してくれたことでした。

長男の体感的にざっくり言うと…

不登校初期はどん底
(下手したら初期からしばらくの間はさらに下がる)

しばらくするとやや上がり始めてその後横ばい

横ばいが終わると上がりだす

ちなみに現在地点は横ばい期間中と(笑)

不登校のことって、
現在進行形だとなかなか話しづらくないですか?
(子ども自身が受容できていれば別ですが)

傷が癒えていない最中だと
逆に傷に塩を塗ることにもなり兼ねない…

でも、親としては気になってしまう。

不登校特集番組の活用は、情報収集のためだけではない。
子どもと一緒に観ることで、子ども自身の気持ちを知れたり話すきっかけにもなる。

番組内の親子の実例が鏡的な役割となり、
❝自分の場合はどうだったのか❞を考えて言葉にするハードルが下がったんだと感じました。

一緒に観るときに気を付けたこと

今回子どもと一緒に観る際に、私が気を付けたことが3つあります。

子どもに観たいかどうか気持ちをまず聞く

こういう番組があるけど、
一緒に観てみる?

長男にストレートに確認しました。

ここでNOと言われたら、決して無理強いしません。

子どもの気持ちを無視して行ったことは、
良い結果には結びつかないんです。

まずは子どもの意思を確認して尊重することを大事にします。

話してくれた気持ちや考えを否定しない

番組を一緒に観てみると、子どもが気持ちを話してくれたり、あの時はこんな気持ちだったと振り返ったり…
このときに、私の主観で否定をしないように気を付けました。

自分の気持ちを話したのに否定されてしまうと、
共感してもらえなかったという悲しい気持ちだけが残ったり、やっぱり親は理解してくれないと傷ついたり…

せっかく心の扉が開いてもまた閉まってしまう。

イメージ的には、
自分の子どもではなくママ友の子どもの話を聞いている感覚!

ママ友の子どもなら、遠慮が出ますよね(笑)

そのくらいの心持ちでいる方が、感情的にならず
結果的にちょうど良い距離感になって話を聴けるんだと思います。

楽しい雰囲気作り

不登校の特集番組。
内容的には決して明るいテーマではありません。

子どもがしんどい気持ちにならないように、
できるだけ楽しい雰囲気で観るようにしました。

不登校の子どもと
不登校の特集番組を観ながら
不登校についてあれこれ話す

「こんな風に話せるようになるまで、
長男は元気になってきたんだな~」
と思うと同時に…
「私も成長したかな~」と。

少し自分を褒めたくなりました(*^^*)

まとめ

今は情報が溢れています。

不登校についての情報発信も、
学校・フリースクール・行政・医療・民間団体…
様々な角度から特集されてます。

子どもの特性も、背景も、経緯や経過も様々。
その時々の子どもの状況に応じた情報を簡単にキャッチできることは、すごくありがたいなと感じます。

今回、親に向けた不登校特集番組を長男と一緒に観てみたところ、不登校について、長男と話すことができました。

目に見えて大きく何かが進んだなんてことはなく、番組を観た後の生活は何も変わってません。

しかし
・自分の不登校を振り返って話ができたこと
・進路について知れたこと
この2点は長男の心の中に残り、これから活きてくると思います。

ちなみに…
長男と観た特集番組は、
令和5年8月30日に放送されたNHKのあさイチです

9月6日9:54までNHK+で見逃し配信中。
ご興味ある方はチェックしてみてくださいね(*^^*)

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