『セルダが欲しい』そう長男が言ってきた時の話

ゲーム機器とコントローラがいくつか並んでいるイラスト不登校のあれこれ

長男がある日
新しいゲームソフトが欲しいと言ってきました。

『ゼルダの伝説~ティアーズオブザキングダム~』です。

どうしても欲しい。
けど、おこずかいではとても足りないから買えない…

そんなとき

・親としてどう対応したのか
・長男の成長を感じた

そんな話をしたいと思います。

欲しいものがあるとき

子どもが欲しいものがあるとき、
みなさんはどうしていますか?

我が家はおこずかい制を導入しています。

欲しいものはおこずかいで買うしくみです。
お菓子や本、勉強やスポーツに必要なもの、友達と遊びに行くときにかかる費用は除いてます。

ある日、長男から
「ゼルダの新作ゲームソフトが欲しい」と言われました。

自分も欲しかったけど、
友達が遊んでるのをみてどうしても欲しくなったそうです。

自分のおこずかいでは足らない…
貯まるのにあと3か月はかかると。

おこずかいが足りないなら
買えないね

そう伝えましたが、本人は不機嫌…
どうしても今欲しいのです。

何日も毎日毎日言ってきます。

そんなに欲しいなら
これはチャンスかも?

そう思いました。

❝どうしても欲しい❞という気持ちを原動力に
どうすれば買えるかを考えてもらうことにしたのです。

長男がどう行動したか

どうしても欲しいなら…
どうすれば親の心を動かす事ができるか
考えてみて💡

そう長男に伝えました。

自分の頭で考えてもらいたくて、方法や手段については何も伝えませんでした。

その結果、
プレゼンする用のパワーポイントを作ってきたのです!

内容は…
💡1枚目は↓表紙
※ティアキン=ティアーズオブキングダムの略

「ティアキンが欲しい」と書かれたパワーポイントの表紙

パワーポイント表紙

 

 

 

 

💡2枚目は
・新作ゼルダのゲーム内容説明
・どうして欲しいのか

💡3枚目は
・自分が頑張りたいこと
・自分の課題
・ゲームと両立していくこと

こんな内容のパワーポイントでした。

長男の成長を感じた

びっくり!!!

 

長男の行動に本当に驚きました。

①パワーポイントを作成したこと
「学校でパワーポイント作ったことがあった」
そう言ってました。
口頭で説明するよりも説得力があると思ったそうです。

②パワーポイントの構成を考えたこと
どういう人に何をどうを伝えるか、プレゼン力が試されますよね?
これってすごく将来の仕事力に生きる!!
そう感じました。

③自分の頑張ることや課題も考えることができた
欲しいものを訴えるだけでなく、自分の課題もまとめてました。
私が伝えていたのではありません。
今の自分を見つめて考え、まとめていたことに驚きました。

まとめ

このエピソードは長男が完全不登校になり、
1年8か月くらい経過したときの話です。

長男は私の想像を超えた成長をみせてくれました。

でも、もしもパワーポイントじゃなくっても、
自分の課題まで繋げてまとめてなくっても、
別に良かったんです。

自分の目標に向けて
『自分の頭で考えて行動すること』
それが大事だと思います。

不登校になって勉強は遅れるし
大丈夫なの?

家生活が続くと、そんな不安感でいっぱいになると思うんです。

けど、子どもはもともと成長する力が必ずあるはず!!

不登校であるとかないとかに関らない
将来に繋がる力をどうやって養うか。

学校に行けなくても、
その種は日常に転がってることに気づかされました。